鏡の前で髪型をセットしているとき、ふと「髪の分け目が薄くなっている」ことに
気付いたことはありませんか?
分け目が薄くなっているのには、実は薄毛が関係しています。
髪のボリュームが少ないと思うようにヘアアレンジができなかったり、
老けて見えたり…あまり良いことはありません。
今回は髪の分け目が薄くなってしまう原因についてご紹介します。
髪のボリュームが気になる人や、気づかなかったけれど薄毛の兆候があるという人はぜひチェックしてみてくださいね。
分け目が薄いと感じたら髪全体の薄毛の可能性あり
薄毛は主に男性に多いというイメージがあるかもしれません。
しかし女性でも精神・身体的負担や加齢に伴って薄毛になる可能性はどんどん高くなっていきます。
分け目が薄くなっていることには、実は自分よりも誰か第三者からの目線の方が気づきやすくなっています。
特に後頭部にある分け目はなかなか自分では気づけませんから、
誰かに指摘される前に一度しっかり鏡で確認してみましょう。
分け目に負担がかかっている
髪を長時間強く引っ張った状態が続くことで起こる薄毛を
「牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)」と呼びます。
牽引性脱毛症の症状は、主に髪を結ぶ機会の多い女性に見られやすくなっています。
特にポニーテールをする方に多く見られていて、
強く引っ張っている髪の毛が抜けたり切れたりして薄毛になりやすくなっていくのです。
頭皮へのダメージがかかっている
分け目が薄くなってしまう理由には、髪の分け目で毛根や髪の毛に負担がかかる他に、
頭皮自体が外部からの刺激でダメージを受けている可能性もあります。
・紫外線
・カラーリング剤
・スタイリング剤
・刺激の強いシャンプー
といった刺激が頭皮に与えられていると、
自覚のない間に頭皮へのダメージが蓄積されて髪の毛にまで影響が及んでしまいます。
元気な髪の毛が生えてくるためには、頭皮の健康状態が欠かせません。
頭皮にダメージが加わることで頭皮の中の毛母細胞がうまく成長できず、
抜けやすい・薄い髪の毛が生えてきてしまうのです。
ホルモンバランスの乱れ
薄毛の症状としてよく挙げられるのが「ホルモンバランスの乱れ」です。
女性に多いのが男性ホルモンの過剰な分泌によって起こる「FAGA(女性・男性型脱毛症)」。
『AGA(男性型脱毛症)』は成人男性によくみられる髪が薄くなる状態のことです。
思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または双方から薄くなっていきます。
一般的に遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられています。
男性ホルモンは毛母細胞の成長を妨げるため、男性ホルモンによって髪が薄くなりやすくなってしまうのです。
生活習慣の乱れ
睡眠不足だったり、栄養の偏った食生活をしていたり…
生活習慣が乱れていることで体調が整わなくなり、ホルモンの分泌にも影響を及ぼします。
特に睡眠時の体内では様々なホルモンが分泌されていますから、しっかり睡眠はとるようにしましょう。
過度なストレス
ストレスが溜まってしまうと、ホルモンバランスが一気に崩れてしまいます。
過度なストレスを感じることで、ホルモンの分泌と深いかかわりのある自律神経が乱れてしまいます。
過度な飲酒・喫煙
過度な飲酒と喫煙も、頭皮の血行不良を引き起こし、抜け毛の要因になるとされます。
びまん性脱毛症
びまん性脱毛症とは、頭部の広範囲で薄毛が見られる脱毛症状です。
生え際と頭頂部を中心として薄毛になるFAGA(女性・男性型脱毛症)とは異なり、
広範囲にわたって髪が薄くなる特徴があります。
びまん性脱毛症は、原因の一つに『加齢』が関わっていて、40代以降の女性に多く見られます。
しかし、男性も発症することがあり、近年では20代で症状が進行することもあります。
分け目の薄くなっている髪の毛がツヤを失っていて、細く弱くなっている人は特にその傾向があります。
次回は薄くなる髪の分け目の予防と対策についてご紹介したいと思います。